9・7 サッカー日本代表対タイ代表 よくなかった点についての感想
【サッカー・日本代表②】
9・7
昨日はワールドカップアジア最終予選の第二戦がありましたね。
とりあえず勝ててよかったと思う。
内容がどうこう、とりあえず勝たなければワールドカップにはいけない。
とはいいやっぱり常に物事を分析するべき。
昨日は昨日の試合のよかった点について考えをまとめるたけど、正直それを昨日の試合直後にできた理由はよかった点が少なく簡単にまとめることができたから。
実は最初批判から入ろうと思ったけど、正直考えもまとまらず字に落とすことができなかった。
ということで次の日になり時間があるので悪かった点をどんどんまとめていこうと思う。
とはいいさっき言ったように悪かった点は正直多すぎる。
ということで簡単に攻撃陣と守備陣で分けようと思う。
攻撃陣とはいってもただただフォワードやミッドフィルダーだけの話ではない。守備陣の話するときもしかり。
チームとしての攻撃、チームとしての守備。ここの点についてどんどん突き止めていきたい。
ということで今回は攻撃についての悪い点。
1. 前線が動かなすぎ。
2. サイド攻撃が多すぎ。
3. 緩急がついていない。
1。前線が動かなすぎ。
前からの問題点ではあるが、エリアがでボールを持った時に相手の最終ラインに張ってる選手が三、四人いる。
人数をかけて攻撃を仕掛けるのは決して悪いことではない。
だけど単純すぎる。
なぜかというとみんなほとんど動いていないからだ。
みんなパスを要求することもなく、周り数メーターを歩いているだけ。
結局中盤でボールを持っている人はサイドからサイドへ回してるだけど、日本がボールを持っていても点が入る気配もないし、怖さがない。
最終ラインに張ってる選手が一人でも位置を下げボールをもらいに行ったら全然違う。
その一つのいい例として香川相手ラインを突破しシュートまで持ち込んだシーン。
シュートはキーパー正面にいき点にはならなかったが、形としてはとてもよかったと思う。
このようにいわゆる「二列目」の選手がワントップを追い越しゴールに迫る形はどんどん見たい。日本の二列目にはゴールを奪える選手がいるとぼくは思うから。
しかしこれを可能したのは香川のいい飛び出しだけでなく、浅野が最終ラインから位置を下げたから。
浅野が下がることによって、最終ラインの後ろにスペースと余裕ができ、香川がその隙をつくことができた。
日本代表の一列目と二列目の理想は去年のドルトムンドだと思う。
オーバメヤン、ロイス、ムヒタリアン、香川が前線で常にポジションを固定せず動き回った。
それによって相手はだれをどうマークするかもわからず、ドルトムンドはボール素早く回しゴールに迫るシーンが印象的だった。
このようなサッカーを日本は目指しているのではないかと思うので、もっともっと代表の一列目と二列目の連動性を見たい。
2。サイド攻撃が多すぎ
まず言いたいのはサイドからの攻撃が決して悪いことではない。相手によっては効果的であるし、実際昨日は右サイドから酒井のクロスを原口があわせ点を決めた。
ただ最近の代表の試合では、第一選択肢としてサイドからの攻撃を選んでいる傾向があると思う。
解説の松木が途中からもっとサイドを!と言っていたが、ぼくはなぜとしか思わなかった。
まず中央から崩しにいくべきだろう。それがだめだったときにサイドにかかるべきだ。
もしくは中央から、そしてサイドから両方の攻撃を見せ、相手に攻撃パターンを読みにくする。
だけど日本のサイド攻撃は中央がだめだったから選択したわけでもなければ、中央とのバランスをとった攻撃でもなかった。
ある意味逃げのサイド攻撃でしかないと思う。
中央からの攻撃がなぜできていないか。それは各選手の判断が遅かったり、パスする時にドリブル(その逆も)をしたり、最初に言った通り前線に張りすぎてパスの選択肢を限定しすぎてる。
しかも一番良くないのが、相手のディフェンスが揃っているのにライン際からのマイナスを何度も何度もクロスをあげること。
相手は数が揃っている。クロスが上がるのも簡単に読める。
たしかにたまにそのパターンで点をとれているが、じゃあそれが格上相手に通用するか。しない。
昨日の試合のクロスは理想的。
マイナスのクロスではなくアーリー気味。
相手のディフェンスは後ずさりしながら対応しないといけない。それに対してクロスをうける選手を向きながらゴールに向かう。これ以上有利な状況はない。
「なぜ中央からの攻撃をこんなに押すんだ?」と思っている人がいると思う。それはまた違う機会で話そう。
3。緩急がついてない。
ハリルジャパンでの口癖は縦に早い攻撃。
意識は少しはしているようだが、まだまだできていない。
サイドからサイドへゆっくりとパス。それ以上にひどいのが自陣のなかでの意味のないパス回し。
日本代表の一番悪いときはエリアがでずっと突破口を探さないパス回しをしているとき。
香川や本田は裏に通るパスを出したいんであろう。
だけどそれは無理だ。なぜかというと裏のスペースを自ら消しているから。
エリアのすぐ外じゃあ位置が高すぎる。もっとバイタル、それ以上にパスを回すエリアを下げれば、相手のディフェンスラインはあがり裏にスペースができる。
しかもポゼッションエリアを下げれば、一気に縦にペースを変える時に一人二人じゃなく、波状のように人数をかけてゴールに迎える。
最後にあえて一つの点としてあげなかったものがある。
それがミスの多さ。
長谷部のよくわからないパスミスや、パスの比較的成功率の低さ。パスサッカーを目指すんだったら、攻撃時のありえないミスは消すべき。
ミスのせいで高い位置からカウンターを食らったりする。それを続けると日本のディフェンスラインが下がり消極的になる。
三つの点をあげたが、まずやらないといけないことはミスを無くすことでしょう。