11・18 広島カープオフシーズン。助っ人三人との再契約。【広島カープ③】
カープがリーグ優勝に貢献した三人の助っ人と再契約を交わしたことを発表しましたねー。
再契約したのは
エルドレッド
ジャクソン
ヘーゲンズ
エルドレッドは貴重なホームランを打てる長距離砲。
ジャクソンは1年間圧倒的な内容で抑えの中崎へバトンを渡した勝利の方程式の一角。
ヘーゲンズはその方程式の一角だったが、先発陣の怪我や不調で途中から先発転向。プルペンでも先発でも使える貴重な戦力。
今回再契約された三人についてちょっと話そう。
この中で唯一契約更新されるか不安だったのはエルドレッドかな。
去年ホームラン20本以上打ったが、歳は歳。
もう36歳。
そのエルドレッドを2年契約で合意したっていうことは、戦力だけじゃなく、そのリーダーシップ、若手へいい手本になることも期待してだろう。
来年はともかく、この契約の2年目は長打を期待できる代打要員として考えてもいいだろう。
戦力としてある意味今までどおり不安があるの否めない。
一発を期待できるけど、絶不調の波が激しいパワーヒッター。
調子いいときはとことん起用して、調子悪いときはベンチ。30後半にしてはいい使いかたになるんじゃないかな。
しかもファーストは同じく歳の新井。
二人に休息取らせながらの起用方も考えられる、というか選手の層がとてつもなくすごいことになる。
そしてなによりカープファンとして、エルドレッドがカープのユニフォームを着てる姿がまだ見れるのはなによりうれしい。
これほど助っ人が広島、そしてカープのことを愛してくれるのはファンとして嬉しい限り。
球団の雰囲気としてこれほどいいものはない。
ジャクソン
リーグ優勝した今年、その大きな要員として勝利の方程式があげられる。
7回はヘーゲンズ、今村。
8回はジャクソン。
そして9回は中崎。
ある意味ジャクソンは今までの助っ人リリーフの型にはまっている。
シュルツ。サファテ。ミコライオ。
全員背が高く、ストレートが速くて威力がある。
そしてみんなある程度コントロールに不安がある笑。
カープの助っ人スカウトは、コントロールが悪くても、高いところから投げ下される早いストレートは日本人打者はついていけないという考えで次から次へと当たりが。
もちろん日本シリーズで打ち込まれた記憶は未だに消えないけど、これほど計算できるリリーフはほかにいないんじゃないだろうか。
もし中崎が怪我したり、調子を崩したりしたら、ジャクソンが抑えの代わりに入れるのは魅力的。
ただただ願うのが、日本シリーズを引きずらないこと。
それさえなかったら、今年同様方程式の一角は安定。
ヘーゲンズ
さあ。ヘーゲンズ。
意外にこの三人の中で一番重要の助っ人になるかも。
ブルペンから、そして先発としても仕事してくれる助っ人。
しかもジャクソンと中崎みたいなストレートで勝負してくる投手とちがい、変化球も巧みに使ってくる。相手からしたら対処しにくり三人なのは間違いない。
去年岡田、福井、大瀬良が怪我や不調でピンチを迎えた先発陣。
そこでヘーゲンズが活躍してくれたのはどれほど大きかったか。
首脳陣も来年に向けて同じように考えてるだろう。
とりあえずブルペン、7回を任せる。
そして先発陣が怪我したときに穴埋め。
もちろんシーズンスタートの時点で先発ローテ入りしてるのもありえる。
個人的に来年ローテ入りが確実だと思うのは次の通り
ジャクソン
野村
岡田
あとの3枠を争っているのが
福井
大瀬良
薮田
横山
戸田
加藤
福井は毎年のように絶不調の激しい波がある。
大瀬良は未だに一年通してローテを守り切れていない。しかもブルペンからの起用も捨てがたい。
薮田と横山は去年シーズン終盤に素晴らしい投球を見せてくれた。それを自身にしてローテの1枠確保へ挑戦してくるだろう。
戸田は貴重な左の戦力だけど、シーズン途中で怪我をした。左不足があるだけに、ある程度の活躍を見せたらローテ確保できると思う。
そして今年のドラ1の加藤拓也。大学ではかなりいい投球内容を見せている。1年目に期待大。
6枠中3枠はほぼ確実。
残り3枠は激選区。
ただ不安要素が多い投手もいるから、ヘーゲンズのバックアップがいるだけで安心してローテを組める。
というような感じかな。
来年日本一を狙うだろうカープからして、これほど安心できる戦力はいないだろう。
残りはデラバーとルナの去就。再契約をするか。それとも切るか。
もしきるとしたら代わりにだれを連れてくるか。
FAがないとわかってるだけに、カープファンからしてこの助っ人獲得ほどおもしろいオフシーズンネタはない。